協議会の願い~結婚式を単なる“ビジネス”ではなく、“文化”として育みたい~【滋賀ウエディング協議会】
滋賀ウエディング協議会は、2016年4月8日(滋賀ハッピーの日)より活動を開始。県内11式場と関連パートナー約30社で「結婚式を通じてより多くのHAPPYなファミリーを創出する。」をコンセプトに、やりたい結婚式を地元・滋賀でできるよう日々活動しています。
●協議会の活動(1)~「滋賀ウエディングアワード」で現場のプランナーのレベルUPを目指す~
滋賀県のカップルには「奥ゆかしい」「おとなしい」という言葉がしっくり。一方で、ハートに訴えかける強さや熱さを秘めていて、結婚式には家族、親族、祖父母がずらりと顔を揃えます。そんなカップルにとって、心の奥底に秘めたニーズをくみ取ってくれるプランナーの存在は必要不可欠。プランナーとの対話から生まれたアイデアを聞いて、「それなら滋賀県でやってみよう」と思ってもらえたら……こうした思いから結婚式のプランニングコンテスト「滋賀ウエディングアワード」が開催されるようになりました。
●協議会の活動(2)~「結婚式をやりたい火を消さないでおこう」という気持ちから出た「挙式プレゼント」のアイデア~
結婚式は一過性のイベントではなく、コミュニティの一員として認めてもらう、という人生の大きなターニングポイント。簡単に延期できるものではありませんから、「コロナ禍の今、結婚式をやっていいの?」と不安げに尋ねるカップルに「感染対策をしっかりしているので大丈夫ですよ」と伝えると、皆さんとっても明るい顔をされます。
こうして生まれたのが2021年に実施された5組への「挙式プレゼント」。新型コロナウイルスの影響で結婚式を出来ていない人に、「できるんですよ」と伝えたいという熱い気持ちから始まった新しい取り組みでした。
●結婚式に深みを与える、プランナーとのシンクロニシティ
挙式プレゼントの当選カップル・森田さんご夫妻は、新婦母方が地震で大きな被害を被った熊本県益城町の出身で、まさに「結婚式をやりたくてもできなかった」というケース。
結婚式準備期間をおふたりと共に過ごして、おもてなしの心を発揮されてゆく様子がほほ笑ましかったです。また実際に招かれたゲストから「元気が出た」「コロナ中でも結婚式ができて良かった」という言葉が聞けたことも大きな喜びでした。
結婚式で大切なのは、挙式後に「ありがたい」「感謝」という気持ちが溢れるかです。そのことを強く意識し、結婚式を下支えできるプランナーの育成が、滋賀県の結婚式をより深くし、未来を豊かにするカギを握っています。
琵琶湖ホテルセールス部
総括支配人
秋山智靖さん
滋賀ウエディング協議会の立ち上げメンバーで、前事務局長。