応援団ってどんなことをしてくれる?【たかしま結びと育ちの応援団】
●「たかしま結びと育ちの応援団」のコンセプトを教えてください。
出会い~結婚~妊娠~出産~子育て~子育て中の働き方について、様々な角度から暮らし方に至るまで“切れ目のない支援”をコンセプトとして掲げています。フォーマルなマッチングというより、カジュアルな出会いの場で、まずは“感じる力”を養うことから始めませんかと問いかけています。
●たかしま結びと育ちの応援団のメンバーはどのような人たちですか?
常勤2名、非常勤2名、合計4名体制です。私は主に縁結び分野の担当です。今年度から男性の相談員も加わり、男性相談者には心強い存在となっています。
●会員登録をするにあたっての条件はありますか?
現在、高島市内にお住まいの方、お勤めされている方、もしくは将来的に高島市内への移住を検討されている方が対象です。いずれも独身者が大前提。登録料はいただいていません。
●登録をするとどのような情報が受けられますか?
LINEや郵便で婚活イベント開催の情報をタイムリーに受け取れます。また、相談者さんが望めばイベント参加時、お見合い、交際期間中のファッション相談にも応じています。市内の縁結びサポーター「縁結びグループ 結人」など、志を共にする関係機関・サポーターと連携したきめ細かで幅広い支援が受けられるのは大きなメリット。例えば、美容室としてサポートしてくださっているお店等におつなぎしています。
●「社会人サークル」のイベント概要を教えてください。
社会人サークルは縁結びグループ結人さんが運営開催してくださっています。私たちはそのお手伝いをさせてもらっているわけです。
月に一度の「社会人サークル」は昔の青年団のように、若者同士で何かをする場。「マッチング」を直接の目的にはしていなくて、ここから自然な出会いが生まれるといいな、と考えています。内容は月によってさまざまで、12月は「みんなで音楽を楽しむ」をテーマに掲げ、薪スト―プの炎が揺れる中、サポーター夫婦による音楽ユニット『ふーふーず』の演奏に耳を傾けました。「ライブに行きました」というだけでなく、なにしろ演奏者がご夫婦ですから、「結婚って楽しいよ」という生の声が聞けたり、円満なご夫婦の空気感を感じられたのが良かったと思います。
●『社会人サークル』のようなイベントの今後の開催予定はありますか?
はい、これからも定期的に開催してくださる予定です。その屋外バージョンとも言えるデイキャンプイベント、さらに宿泊イベント等のアイディアが出ています。たかしま結びと育ちの応援団は結びグループ結人さんや、市内の様々な会社団体様と協働してこのようなイベントが出来たらいいなと考えています。
●上記以外で、活動されている内容があれば教えてください。
出会う前の心の準備とでも言いましょうか、自分の本心を見つける講座を開催しています。「聞いて話して感じて描く結婚への地図・対話カフェ」や「縁結び・結び結ばれワークショップ~聞いたことある結婚についてあんなこと?こんなこと?~」はテーマを絞った気軽なおしゃべりの場として好評を博しています。
1対1で相談したいなら、まずは「たかしま結びと育ちの応援団」事務局へお電話ください。毎週火曜~土曜10~17時(事前予約制)縁結び相談窓口を開いています。また出張婚活相談会といって、市内各地へ足を伸ばすこともあります。
●高島市内のオススメしたいデートスポットはありますか?
マキノ高原メタセコイヤ並木でジェラートを食べたり散策したり。びわこ箱館山で満月の夜を楽しむナイトゴンドラ、カヤックで海津大崎の桜、びわこ湖岸でのデイキャンプなど、自然と触れ合いながらふたりの歴史を刻みましょう。今津港からの竹生島クルーズもオススメです。
●イベントでのマッチングの極意、大事な心がけのようなものはありますか?「こういうことをしてうまくいったカップルがいる」というような実例のお話でも大歓迎です。
30歳代~40歳代の実家暮らしの方の中には、職場と自宅の往復だけではなかなか異性と出会う機会がないという方がいらっしゃいます。そのせいで異性と会話する事に慣れていない……もっと言えば異性との会話を楽しめていないことも多いんです。最小限の機会で最高の結果を出そうとするあまり、型通りにはめて安心したい気持ちはよくわかります。しかし、マニュアル通りでは一度のデートはできても2回目以降につなげることができません。
どうしたら2回目以降につなげる事が出来るのでしょうか?
そんな相談者に伝えたい極意は「もっとシンプルに」。
「何の話をしたらいいんですか?」という問いに対して、たった一つの正解があるわけではありません。「●●しなければならない」というマニュアルはなく、正解は無限大にあります。つまりシンプルに自分の気持ちに素直になって聞けばいい。相手に対する質問の中に、あなたが、大切にしたい事、相手と大事にしていきたい部分が自然と出てくると思っています。
それなのに、「嫌われたくないから、聞くことすらしない」のはどうでしょうか?怖いかもしれません、でもそんな時こそ、勇気を出して相手に委ねてみてください。「嫌やったら答えなくてもいいですから聞いていいですか?」と言って聞いてみてください。聞いてみて、万が一、相手の機嫌を損ねた、と感じたても落ち込まずに、次の扉をたたいてみることです。「言いにくいこと聞いてごめんね」って素直に謝る事が出来たらどうでしょうか?もしかしたら興味を持って聞いてくれたのね、ありがとう」と思われる可能性だってあるんですから。とにかく関わってみなければ始まりません。
「私はこうしたいけど、あなたはどう?」という対話の積み重ねはふたりの関係を育むのにとても大切な事だと思っています。それは、今後子育てに携わる場面でも同じなのではないでしょうか。
●コロナ禍で全国的に結婚支援にも支障が出ていると聞いていますが、今年の活動についてはいかがでしたか?
2021年は感染状況次第で無理せずイベントを中止することもありました。それでも年間8回程度はサポーターと相談者をつなげるイベントができました。
●コロナが収束したら、やってみたいと考えておられる活動などはありますか?
サポーターさんから合宿形式のイベントはどうかな?というアイディアが出ています。コロナ禍により会食が厳しく制限された経験を通して、かえってその大切さを学んだように思います。宿泊をはさんで、夜と朝、一緒に買い物に出掛けたり、並んで準備をして、同じ食卓を囲んで、「美味しいね」とか「これはちょっと失敗しちゃったね~」とか言いながら和んだりして。後片付けも一緒にしていると、ふとした拍子に「ああこの人はこういう気遣いができる人なんだ」と気付いたりもします。条件で曇ってしまったアンテナを、感性で研ぎ澄ませましょう!今までアイデアレベルで止まっていたこのイベント。コロナが収束した暁には実現に向けお手伝い出来たらいいなと思っています。
●これから婚活を始めようとされている方、相談登録をしようと考えておられる方への応援メッセージやPRをお願いします。
気づいて、自分で動き出せば、今は変えられます。
私たちは「結婚」だけを目的に、それも「条件に見合う結婚」だけを応援しているのではなく、「こんなのいいな」「一緒にいると楽しいな」そんなシンプルな喜びを積み重ねた先にある「自分探し」や「幸せ探し」のお手伝いをさせていただければ。
「たかしま結びと育ちの応援団」の活動内容は公式LINE「社会人サークルtakashima」の他、facebook「たかしま結びと育ちの応援団」やInstagram「たかしま結びと育ちの応援団」でも展開していますので気軽に登録してみてください。
たかしま結びと育ちの応援団
堀 久美さん(47)
結婚適齢期の子どもを持つ親でもある堀さん。介護、障害、離婚など相談業務に携わってきた経験と人脈を生かして、令和元年「一般社団法人・あすラボ」立ち上げメンバーに加わる。
感受性のアンテナも磨けば光ります。
もっとシンプルに“対話”を積み重ねて!