滋賀ウエディング協議会主催 滋賀ウエディングアワード2023
2024年2月15日、「第6回滋賀ウエディングアワード」が行われました。滋賀ウエディング協議会・倉橋会長の次のような言葉から幕が開けました。
「今年は辰年で新しいことが生まれる1年だとも言われます。コロナで混乱を極めた数年を経て、平常開催となった今年は結婚式の新しい時代の幕開けとなるでしょう」
滋賀県下から集まった8名の登壇者がそれぞれに結婚式の未来について思いをプレゼンテーション。その中でグランプリの栄誉に輝いたのは「北ビワコホテルグラツィエ」のウェディングプランナー・小泉美佳さんでした!
「Blue Ocean」と題した小泉さんの発表は青い海を背景に撮られた一枚の古い写真から始まりました。
写っているのは大きなヨットに乗る父親と娘。幼い頃から父親のヨットに乗せてもらうのが大好きだった新婦は「自分の結婚式で父の操縦するヨットで入場したい」という夢がありました。ところが海や湖の近くの会場で“ヨット入場” を引き受けてくれるところが見つからず、「ここでダメならあきらめよう」と覚悟を決めて訪れたのは琵琶湖のほとり、長浜ヨットハーバーの隣に佇む北ビワコホテルグラツィエでした。
そんなふたりの思いにとことん寄り添ったのがプランナーの小泉さん。「大丈夫ですよ!任せてください」と応えると、ふたりはほっとした様子でした。
とはいえ、“ヨット入場”は前代未聞の試み。あらゆるリスクを想定し、万全の体制で迎えた結婚式当日……
ゲストが扉口に注目する中、カーテンオープン!見えてきたのは、父の操縦するヨットに乗る新郎新婦。驚きと歓声が会場を包みこみ、夢が実現した時間になりました。
「父のヨットに乗りたい」という新婦の夢が、ふたりの忘れられない結婚式の思い出に。そして、プランナーの小泉さんの成長を促し、聴衆に「Blue Ocean(競合相手のいない未開拓市場)」を強く印象づけました。
<グランプリ受賞者・小泉さんのコメント>私は今年でプランナー6年目。「滋賀ウエディングアワード」には三度目の挑戦です。グランプリ受賞は驚きとうれしさが交錯する何とも言えない気持ち。これも先輩プランナーの鈴木さんや堀さん、ホテルの皆さんが支えてくださったおかげだと感謝しています。これからも私なりの「青い海」=新しい結婚式を模索し、笑顔や幸せをたくさん作っていきたいです。
<先輩・鈴木直隆さんのコメント>彼女の「新郎新婦に寄り添う姿勢」や「プレゼンテーションする声の響き」は抜群。以前からその実力を知っていただけに、それが認められないのが歯がゆかった。「三度目の正直」と言いますが、やっと報われた、そんな気持ちです。
<先輩・堀 梨絵さんのコメント>受賞が決まった瞬間、私自身が感激してしまって、思わず涙がこぼれました。同僚の私たちとしても「今年こそは彼女にグランプリを取らせたい」という思いがあったから。本当におめでとう!良い結婚式がちゃんと伝わりました。