結婚サポートってどんなことをしてくれる?【東近江市結婚サポート連絡会】
●東近江市では結婚サポートを受けられる東近江市結婚サポート連絡会があるとお伺いしています。登録をするとどのような支援・サービスが受けられますか?
(1)異性の登録シートの閲覧
(2)異性との対面(マッチング、結婚サポート連絡会の担当者が同席)
(3)市内の婚活イベント情報の案内
(4)結婚に関する相談など
以上の支援・サービスを平日の午前9時から午後5時まで、東近江市役所3階の企画課で行っています。
また、当会では、登録者により身近に感じていただけるよう支援員はサポーターと呼び、現在23名のサポーターが登録者数名を担当し、登録者の婚活をサポートしています。
●登録条件はありますか?また、登録をする際に登録料はかかりますか?
条件は、主に次の2点です。
(1)東近江市在住または結婚後に東近江市に定住する意思のある人
(2)結婚を希望し、自ら行動しようとする20歳以上の独身の人
登録料は無料です。午前9時から午後5時まで、東近江市役所3階の企画課で登録等受付を行っています。
●登録しなくても利用できる結婚支援サービスはありますか?それはどんな内容でしょうか?具体的に教えてください。
基本は登録者が対象です。一部、婚活イベントで一般参加者を募る場合もあります。
●平日の利用が無理な人には、東近江市結婚サポート連絡会による休日相談会が開かれているとお聞きしていますが、場所と日時、頻度などを教えてください。
休日相談会は、毎月第2土曜日の午前9時半から午前11時半までおこなっており、場所は、利用者の利便性を考慮して、偶数月は八日市文化芸術会館、奇数月は能登川コミュニティセンターまたは蒲生コミュニティセンターで行っています。
ご利用の際には、市ホームページで日程をご確認の上、事前予約をお願いします。
●結婚支援員は相談会でどのように応じていますか?
当会への登録当日から、異性の登録シートの閲覧等の支援・サービスが受けられます。
サポーターが「この人にこの人を」と世話する形ではなく、登録者本人が自分で「話してみたい」「会いたい」と感じた人を一度の相談につき3名まで指名でき、サポーターはこの要望を受けて初めて、お相手の登録者や担当サポーターに話を持ち掛けます。ただし、「3名」といっても同時進行することはなく、あくまで「1名」ずつのサポートになります。
●東近江市結婚サポート連絡会による婚活イベントのような、複数人と一度に出会えるイベントを開かれていますか?現在はコロナ禍で開催をされていないかもしれませんので、過去開催されたイベントで思い出深いものを教えてください。
コロナのため3年前にさかのぼらなければなりませんが、東近江市八日市駅前のアーケード街にあるカフェで婚活イベントを実施しました。店内を貸し切り、アットホームな雰囲気で軽食をいただきながら3時間ほど過ごしました。数組のカップルが生まれ、その中から1組が成婚され良い思い出となっています。
●上記以外で、結婚サポーターとして、普段、どのような活動をなさっていますか?相談者の方の相談は決まった時間に受けておられますか? また相談方法はどのようなものがありますか?
サポーターによる対面での相談は月に一度、第2土曜日の午前9時半から午前11時半と限られています。まずは市役所に空き状況を確認の上、登録にお越しください。登録後は事務局によって各サポーターへランダムに担当の振り分けが行われます。これは公平さを保つためです。
私の場合、登録者と「人間関係を作るために」個別の面談も行っています。場所は相談会会場で、相談会が行われていない日時でもOK。時間は30分~1時間程度。その時間が取れない場合は、お見合い開始の1時間前に対面で相談の時間を取るようにしています。またお見合いを控えた男女に“電話で”アドバイスを行うことも。そんな時はショートメールを入れてくだされば、私から折り返しお電話いたします。
●お見合いに立ち会う際等、初対面の二人が打ち解けるきっかけづくりとして、どのようなことをしていますか?
お見合いの場には本人同士、男性側の担当者、女性側の担当者、の4名が集うことにしています。最初の30分間ほどで和やかな雰囲気が作れるように、あらかじめ双方の登録シートを読み込み、その中から会話の種を拾ったりしています。
●お見合い終了後やデートの後のフォローはどのようにしていますか?
あらかじめ「次に出会う日を約束するように」「連絡先を聞いてね」とか、どうしようかと迷っているようであれば、「迷っていたらもう一度会ってみてね」とアドバイスしています。また、お付き合いするのか、やめるのか、お見合い後の本人の感想は必ず聞くようにしています。
●マッチングの極意、お見合い成功するために大事な心がけのようなものはありますか?細かいことでもいいので具体的に教えてください。「こういうことをしてうまくいったカップルがいる」というような実例のお話でも大歓迎です。
結婚は「心」の問題。そしてお見合いは「一期一会」の貴重な時間だと思っています。中身を分かってもらうには時間が必要。そこまでたどり着くために、最初の印象、見た目の印象はあなどれません。勝負の1時間で「この人の中身をもっと知りたい」と思ってもらうために、身だしなみには注意するようにアドバイスしています。第一印象が良ければ、心を開いて語り合うまでの時間がきゅっと短縮できるのではないでしょうか。
●コロナ禍で全国的に結婚支援にも支障が出ていると聞いていますが、今年の活動についてはいかがでしたか?
コロナでまったくイベントができず、相談会も6回開催中止に追い込まれました。
その分、再開した時には、今まで活動しておられなかった登録者まで、有休を使ったり仕事の合間をみて、平日の窓口へシートの閲覧に来られていました。コロナ禍のお陰で、できる時にできることをやっておくことが大事であることを経験され、背中を押されたという感じではと思います。
●コロナが終息したら、やってみたいと考えておられる活動などはありますか?
3年前のカフェでの街コンのようなイベントを年に1度は行いたいと思っています。
また、東近江市では広域での取り組みにもチャレンジし始めました。東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町の二市二町で、結婚支援の輪を広げています。当会の登録者には、イベント等の案内が届きます。
●これから婚活を始めようとされている人、相談登録をしようと考えておられる人への応援メッセージやPRをお願いします。
「結婚は本人次第」とよく言われますが、確かに一生懸命な人に出会うと私たちサポーターも応えたくなるのは事実です。「待ってました!」「あと一押し!」とばかりにアドバイスしてしまいますね。結婚って個人と個人、人間と人間のこと。誰かの役に立てるのは人として単純にうれしいし、ひいてはそれが地域貢献につながるのならこれからもどんどん頑張っていきたいです。
取材対象者プロフィール
M.Hさん
東近江市在住。元々、友人に未婚の子どもを持つ親が多かったことがきっかけで現職に。平成29年5月に「東近江市結婚サポート連絡会」が発足した際の立ち上げ時からのメンバーとして活躍中。
結婚は心の問題。
サポーターにもお見合い相手にも心を開いて見せて。