2021年挙式プレゼント企画【滋賀ウエディング協議会】
●挙式プレゼント当選者! 森田剛猛さん&友恵さん
滋賀県出身の新郎だが仕事の関係で4年間を過ごした東京で新婦と出会った。毎月、商談で顔を合わせる内に、お互いの人となりを知り、交際に発展。2020年9月、プロポーズを成功させて婚姻届けを提出した。
●琵琶湖の湖畔でプロポーズ
婚活サバイバル番組のファンだという新郎新婦。「私たちのプロポーズでは琵琶湖の湖畔で赤いバラを“一輪”、頂きました」と幸せいっぱい。新婦はもらったバラをドライフラワーにして、結婚式当日の受付に飾りたいと夢見ていた。
●婚姻届を提出後、すぐに結婚式を挙げなかった理由
プロポーズと同様、けじめを大切にするふたりは、「結婚式はもちろん挙げたい」と思っていた。しかし、ふたりが出会った東京や新婦祖父母が暮らす熊本からもゲストを呼ぶとなると、コロナ禍ではリスクが。親きょうだいと相談し、いったん滋賀での新生活を優先させることにした。また「結婚式って一体いくらかかるんだろう……」という予算面の不安も拭いきれず……「できるとしたら、ふたりきりのフォトウエディングかな?」と話してはいても具体的に動くまでには至らなかったそう。
●無料プレゼントを知ったきっかけ
滋賀県に新居を構えて1年が経とうとしていた。そんなある日、自宅近くの書店でふと手に取ったのが滋賀県のフリーペーパー。パラパラとページをめくると、滋賀ブライダル協議会主催の「コロナで結婚式を諦めた方へ応援企画!挙式プレゼント」というキャッチコピーが目に飛び込んできた。
●応募の裏にあった思い
「当たるわけないよね……?」諦め半分で書き綴った募集要項の中には「この企画に応募された背景は?」という質問項目も。新婦はかねてから抱いていた思いを綴ることにした。「私の祖父母は熊本地震で大きな被害を受けた益城町で暮らしています。離れて暮らす祖父母に、大好きな琵琶湖を見せてあげたいです」。ふたりきりのフォトウエディングではなく、大切な人たちに見守られての結婚式を。その思いは日増しに高まっていた。
●無料プレゼントがきっかけとなり結婚式へ
こうして80組近い応募者の中からふたりは見事当選。二の足を踏んでいたふたりは、挙式プレゼントの朗報を受けて「結婚式、できるんや!」「せっかく当たったんだから、やらなきゃ!」と、力が湧き上がってくるのを感じたそう。親きょうだいの納得も得られ、資金面での不安もなく、コロナ禍で結婚式を実現させる大きな推進力になったのだった。
●結婚式当日の様子とふたりの感想
全館レイクビューが望める琵琶湖ホテルで行われたふたりの結婚式当日。挙式は母の胎内を思わせる水中の3Dプロジェクションマッピングからスタート。
新婦の入場曲はふたりが好きなアニメの挿入歌を電子ピアノの生演奏で。新婦祖父から新郎へ、エスコートチェンジが行われるとスクリーン代わりだったカーテンが上がり、いくつもの噴水が設けられた琵琶湖の景色が一望できる。
爽やかな湖岸の景色を楽しみながら、「病める時も健やかなる時も~」という牧師先生の問い掛けに「はい、誓います!!!」と大きな声で答えたふたり。新婦は「久しぶりに会う皆さんの礼装姿にうれしさが込み上げて。儀式を済ませてほっとした気持ちもありました」とにっこり微笑み、新郎は「新しい家族の誕生です、という牧師さんの言葉を聞いて、あぁ、本当にその通りだな、これからよろしくお願いします、という気持ちで頭を下げました」と胸を張った。
挙式後は、ふたりの負担で披露宴も開催。受付スペースにはプロポーズでもらったバラのドライフラワーを飾って。ゲストをもてなす喜びに溢れるふたりの後ろで琵琶湖が輝いていた。
※検温やアルコール消毒など感染防止対策を講じた上で結婚式を執り行っています。