【コラム第2回 】 結婚なんて自然にできる? 今一人でいるあなたに知っておいてほしいこと
第二回のテーマは「婚活を始めたい方の心構え」。婚活に挑む以前の心構えについて考えます。
■素直な願望に耳を傾け、自らをさらけ出す
当たり前だと思われるかもしれませんが、婚活を始めるにあたって最も大切なことは「結婚したい」という強い思いです。
「結婚したい」という自分の気持ちを素直に受け止めることができたら、「いつか」ではなく、「今」できることを「今」やる、と考えを切り替えて一歩踏み出しましょう。
1対1の対話シーンでは自分をさらけ出すつもりで。自分の生い立ちや、現在どんな仕事で生計を立てているのか、休日をどう過ごしているのか……など、包み隠さず正直に話してみることが、案外、次へとつながります。
見ず知らずの他人に心を開いて見せることは難しいかもしれません。でもそれだけに、自分の殻を破ろうとしている姿には相手の胸を打つものがあるのです。自分の事を話すことで、自分自身を受け入れれば、自分を好きになることができる。自分を好きになれば、相手を受け入れることもできます。
■相手も思いを素直に出せていないかもしれない
自分をさらけ出すことができない、裏を返せば、相手のことも表面でしか見られない。そんな時に手助けしてくれるのが相談員。
例えば、優柔不断に見える男性はもしかしたらその裏に深い考えや優しさが隠れているかもしれません。会話が続かなかったのは、「私に関心がない」のではなく、あなたと話したいことがたくさんあって、言葉が出ないだけなのかもしれません。
そういったことをお付き合いの伴走者である相談員がご本人とお相手の双方に働きかけていきます。言うなれば、通訳のような役割を果たしています。
■まとめ
お二人は「結婚したい」と思っている人同士なのですから、「お友達同士から始めましょう」という交際とはわけが違います。
一度会ってみて、どうしても合わないと感じる場合は、遠慮せずに正直に相談員に話してみましょう。
でも、ほんの1ミリでも希望があるなら、お互いに本音が出るまで「様子を見る」という形のお付き合いを続けるのも一考の価値があります。
■第二回目はこの人にお話を聞きました
尾崎慶子さん
東近江市市役所職員。約20名の相談員が所属している東近江市結婚サポート連絡会の事務局で活躍中。
※お住まいの地域によっては結婚相談員がおられない場合もあります。