【コラム第3回 】 結婚支援イベントって何?琵琶湖畔での一日を脳内シミュレーション!
第三回のテーマは「結婚支援イベント当日の流れと準備」。イベント当日の流れをシミュレーションして、出会いのイメージをふくらませてみましょう。
■第三回目はこの人にお話を聞きました
Mさん
米原市結婚相談所所長。相談員歴は約8年。旧4町各4人の計16名を束ねる米原市結婚相談所の所長を務める。
※以下は、米原市における場合の記事です。お住まいの地域によっては結婚支援イベントの開催がない、結婚相談員がおられない場合もあります。
■市単位で大小さまざまなパーティを実施
ひと口に「結婚支援イベント」といっても、その種類は多種多様。クリスマスパーティやバレンタインパーティのような季節のイベントの他、お鍋パーティやスイーツパーティなど食にまつわるものも人気があります。
準備は特に必要ありませんが、事前に相談所に登録しておけば、担当相談員が個人的にアドバイスしてくれるので安心です。
■実例・ホテルでのクリスマスパーティの場合
2019年12月にエクシブ琵琶湖で行われたクリスマスパーティは、次のようなプログラムで行われました。
13:30~:受付、名札と参加者名簿の配布
14:10~:自己紹介(1組5分ずつ1対1の自己紹介)
15:10~:気になるカードの記入、提出
ドリンクを飲みながらフリートーク
(15:45までに気になるカードを相談員からお相手に渡す)
16:10~:マッチング希望者の提出
16:30~:マッチング結果発表
16:45~:お開き
(もう一度会いたいカードの記入、提出)
1対1で自己紹介をする時間があるため、自分から積極的に話しかけなくても、全員とお話をすることができます。また、気になるカードを相談員に渡すことで、相談員のお手伝いを受けながら、気になる方にアプローチをすることもできます。ラストには、気になった方、もっと話したい方を全員から提出してもらい、結果を発表。カップル成立時には大きな拍手が送られました。
■実例・ケーキ作りイベントの場合
過去にはケーキ作りを行うミニパーティ(スイーツで婚活)もルッチプラザ2階にて実施。次のようなプログラムで行われました。
12:30~:受付、名札と参加者名簿の配布、プロフィールカード記入
13:15~:自己紹介
13:45~:チーム分け(男女混合のチーム制)
14:00~:ケーキ作りスタート
15:00~:ケーキを食べながらフリートーク
15:45~:マッチング希望者の提出
16:00~:マッチング結果発表
16:15~:お開き
「ケーキを作る」という体験活動をチームで行うことで、参加者が孤立することなく、手持ち無沙汰な時間も生まれづらくなっています。こちらのイベントもラストには、気になった方、もっと話したい方を全員から提出してもらい、結果を発表。カップル成立時には大きな拍手が送られました。
■イベントの一日で終わらせないために
現在、米原市ではイベントのお開き前に参加者が名前を記入する「もう一度会いたいカード」というものを導入しています。きっかけはあるカップルのストーリーです。
物語の舞台は米原市にある伊吹山。「恋する伊吹山」というハイキングイベントに飛び入りで参加した男性と女性がいました。この日は残念ながらどちらもお相手が見つからなかったのですが、女性と相談員が意気投合。イベントの後も「どうしていますか?」と連絡を取り合うことに……。
そんなある日、女性が「伊吹山で●●さん(ある男性の名前)と話したかった」と打ち明けたので、相談員はびっくり。すぐに女性側の相談員から男性側の相談員へ連携プレー。男性本人からも「お願いします」という言葉を聞けたのは、伊吹山のイベントから1年後のことでした。
■まとめ
結婚支援イベントは登録会員以外にも広く開かれた楽しいイベントです。単独でも、友人と一緒でも、気軽に参加してみましょう。一度でカップルにならなくても大丈夫。必要以上に落ち込んだり、あるいは簡単にあきらめたりせず、イベントの後も、相談員と“つながり”を持ち続けることが肝心です。意外な復活ストーリーはあなたの身にも起きるかもしれません。