【コラム第5回 】 あいまいな“理想”に要注意!婚活をしていて気になる異性と仲良くなる方法って?
第五回のテーマは「結婚支援イベントで自分に合う相手を見つけるには」。婚活で“合う”相手を“見つける”方法について考えます。
■好みの相手を見極め、やりとりを持続させる
婚活の大きな特徴は「出会いの目的が結婚である」という点。「この人、結婚する気あるのかな?」なんてお互いの腹の探り合いをする必要がありません。つまり、「駆け引きしなくてもいい恋愛」のスタートです。
イベント参加にあたって、「自分はこういう人が好き」という明確なお相手像がない場合は要注意。「好きかどうか」も分からないままでは、話しかけるのに消極的になってしまいますし、自分の思いを伝えようとしないのは婚活の場ではNGです。なぜなら、あなたに話しかけられなかったお相手は「私に興味がないんだ」と遠慮してしまうから。お相手が自分に合わなかったのなら仕方ありませんが、何と話しかけていいか分からないだけなら、非常にもったいないです。
このようなケースでは、「自分はどう言われたらうれしいか」を考えてみましょう。そして「相手も緊張している」と柔らかく受け止めて、こちらから話をあれこれ振ってみるのがコツ。上手に話せなくても大丈夫。とにかく双方が努力してやりとりを持続させることが肝心です。
■相手に多くを求めすぎず、次第に滲み出す良さを知る
理想が高く、その表れとしてあきらめが早すぎるパターンも問題。一度会っただけでお付き合いに発展しない……そんな時には自分をよく見つめ直しましょう。理想が高いのは悪いことではありませんが、そのお相手にとって自分は理想的な結婚相手なのか、という視点で考えてみることです。せっかく勇気を出して参加したのですから、一度きりの出会いでおしまいにするのは、とてももったいない。二度三度と対面を重ねていくうちに、相手の良さがじんわり滲み出すこともあるということを忘れないでください。
■まとめ
「結婚支援イベントで自分に合う相手を見つけるには?」その答えとして挙げられるのは3つ。「相手に多くを求めすぎないこと」「自分の足りない部分を知ること」そして「お互いが歩み寄り、共に手を取りながら成長し、相手のベストパートナーとして合わせていくこと」。出会った時にすでに完成している「理想の相手」なんて、案外、思い込みかもしれません。
■第五回目はこの人にお話を聞きました
Hさん
60歳代のベテラン結婚相談員。長浜市で活動する約30名を束ねる会長職を務める。